現場配管工事の省力化技術：プロセス配管工事の工数低減／短工期化技術

摘要

プラント建設での配管工事は、プレファブ、現場取り付け時の溶接施工及び熱処理、その後行われる配管耐圧テスト、非破壊検査、フラッシング、保温／塗装施工など多岐に渡っており、非常に過密な工程となる。 また、長期にわたるプラント建設において、配管工事は様々な変更やトラブルなどのしわ寄せを受ける事も多く、近年のプロジェクトの短納期化と相まってその工程は益々厳しくになってきている。 従って、現場での配管工事の工数を少しでも減らすような省力化技術が求められており、当社においても様々な技術を適用し実績を挙げてきている。そこで、本稿ではプラント建設における現場配管工事の省力化技術として、特にプロセス配管工事への適用という観点から、溶接個所数の低減、溶接施工の高能率化、及び非破壊検査に関する技術を紹介する。