全国広域通信で見直されるMCA-普及に弾みつく運行管理システム

摘要

移動体通信市場は、減少の一途を辿ってきた自営無線MCAが底打ち感の兆しを見せ始めており、運行＆動態管理システムにおいても、ASPを中心に選択の幅が広がるなど普及に弾みがつき始めている。 一方、物流IT化を取り巻く情報環境をみると、次世代の物流管理ツールとして注目されるICタグの実用化の域に達しており、入出庫管理の飛躍的な効率化が期待されている。こうした物流情報のシステム対応の進化はさまざまな方面に波及効果をもたらす可能性を秘めており、いまや通信の世界はベーシックな音声伝送の利用形態にとどまらず、新たなビジネス構築のバックボーンに位置づけられつつある。