科学技術振興調整費25周年記念シンポジウム「未来を拓く科学技術」

摘要

平成16年10月19日から3日間、東大安田講堂で文部科学省主催のシンポジウムが（社）日本工学会の後援で開催されました。 台風に伴う激しい雨の中、かなりの参加者を集めて·と期待したのですが実際は安田講堂の広さを感じさせるものでした。話題の一つにもなっていましたが、このシンポジウムに聴衆として参加すると期待されていた方々が、いずれも超多忙で出席できなかった、ということでしょう。 科学技術振興調整費は、創設以来25年の間に、従来の縦割り行政では対応できない境界領域や重要な科学技術分野の総合的な推進調整を図ってきました。今日では創設当初の予算額の10倍を超える競争的資金になっています。 科学技術振興調整費は、平成12年までは科学技術庁が主体となって政策実施をしてきたのですが、平成13年に、総合科学技術会議の方針に基づく科学技術の振興に必要な重要事項の総合推進のための経費として活用されることとなりました。 実際、第2期科学技術基本計画の内容を反映させる政策誘導型の競争的資金として抜本的な見直しがなされており、これまで同基本計画に示された目標を達成すべく、様々な取組を実施しています。