1缶調色システムの確立で生産性の向上推進2年で30～40%の効率UPを

摘要

「2年間で40％の生産UPを」。 菊水化学工業（株）（遠山昌夫社長）では、現在同社が積極的に推進している1缶調色システムなどを中心とした製造の効率化によって、大幅な生産性の向上を図っている。一斗缶に白塗料と着色顔料を直接注入し、缶内で混ぜて調色する1缶調色システム.廃材·廃容器の減少など、環境への負荷軽減という面からも注目されるこのシステムだが、実は、生産の合理化に直結するため、生産性の向上には大きな力を発揮するという。 同社の遠山眞人常務は、「1缶調色システムを導入した平成8年当時、製造部には177名の人員を配置していた。 それが平成10年には158名、現在では118名となっている。 これは、社内で1缶詞色システムが確立していくにつれて生産力が上がってきたことを示している.それに従って、製造部門に携わっていた従業員を営業部門に配置転換ができることになる.当社の製造部門のスタッフは、何より商品に関する知識がしつかりしており、営業でも即戦力として間違いなく通用する」と、そのメリットを語る。