石油産業の将来戦略を議論ポスト高度化法，新基準策定急ぐ＝総合資源工ネ調石油·天然ガス小委初会合＝

摘要

総合資源エネルギー調査会資源·燃料部会は2月25日，石油·天然ガス小委員会（委員長·桶川武郎一橋大学商学研究科教授）の第1回会合を開催し，国内石油·L、PG産業の再構築と強靭な供給体制づくりに向けた本格的な議論を開始した。初会合では，石油産業の業況や収益構造，製油所の由際競争力など，日本の石油産業を取り巻く現状と課題が報告され，石油精製·販売業の経営基盤強化に向け，戦略的な原油調達や製油所の生産性向上，コンビナート事業の再編と設備最適化，販売網最適イヒと物流効率向上などの課題が示された。更に，キャッシュフロー確保のためにコア事業（石油精製·卸売，石油化学）を強化しつつ，成長に向けた投資（上流，海外）を実施するという，石油産業の基本戦略を確認した。