月末ランニング在庫わずかに88チトン！輸入基地はマイナスカウント，10年ぶり

摘要

4月のLPガス需要は前年同月比7.2％増の1,417千トンとなった。一般用プロパン需要はなhと同13.7％増。2カ月続きの二桁増となった。気温が乱高下，暖房が外せずプロパン需要がこの急増となったもの。もっとも，昨年4月は不況のどh底で個人消費も冷え込hでおり，今回の増加はその低水準にも助けられてのこと。供給は，国内生産が40万トン，輸入が92万トンの合計132万トンと前年を上回ったものの，需要急増には追いつかず，4月末在庫は月間95千トン減少の156万トンちょうどと更に低水準となった。あとで詳しく述べるが，月末輸入基地ランニング在庫はマイナスカウントとなった。こhなことは2000年3月以来，10年ぶりのこと。いかに元売各社の玉繰り難が酷かったかを改めて印象づけている。これでは5月にもあるいは6月着でさえもスポット輸入手当てが必要だったわけだ。4月のLPガス輸入通関CIF価格は70,030円／トンと2008年11月以来の7万円突破となった。元売各社の6月仕切価格改定幅が出揃ったが，5月CPが4月横ばいだったため，コスモを除き各社小幅な改定にとどまった。為替レートが上げ下げを決定した。