ジエタノールアミン選択合成用ゼオライト触媒の開発と工業化

摘要

エタノールアミン類はこれまでアンモニア水を原料兼触媒として製造されてきた．反応は典型的な併発·逐次反応で中間生成物のジエタノールアミンを選択的に製造することは困難であった．日本触媒は、希土類修飾ゼオライト触媒の形状選択性を用いて、マイクロポアより大きな分子であるトリエタノールアミンの生成を抑え、ジエタノールアミンを選択的に製造する触媒プロセスを開発し、2003商業プラントを完成させ順調に稼働している．固定床反応に適したゼオライトのバインダーレス成形体製造技術も開発·工業化した．