家庭用ハイブリッド給湯器の機種展開 第2報：ハイブリッド給湯器の冷媒特性評価

摘要

ハイブリッド給湯器用としてのヒートポンプ冷媒の特性を、45°C沸き上げを中心に整理した。ハイブリッド給湯用冷媒特性としては、比較的温暖な地域ではR410A冷媒、寒冷な地域ではCO_2冷媒が有利になる傾向があるが、効率面での決定的な差はない。今後は、このような効率面に加え、GWPも勘案した形で評価していかなければならないが、ハイブリッド式給湯器の方向性は、ヒートポンプ低温沸き上げによる高効率化、燃焼熱源の瞬発力に裏打ちされた蓄熱量·蓄熱時間の最小化と、それに伴う放熱ロス低減が、他方式との差別化·すみわけ要素になると考えている。