難加工への挑戦－高難易度加工＆難削材切削加工技術：（総論）高難易度加工および難削材·新素材の切削加工技術

摘要

難削材とは、文字どおり削りにくい材料、すなわち、切削加工の困難な材料をいう。 次のような材料が考えられる。 これが広義の意味の難削材である。 a)材質そのものが、難削性を引き起こす特性の材料（チタン合金、超耐熱合金など）。b)被削性の不明な材料（主に新素材など）。 c)発火·引火しやすい材料（マグネシウムなど）。 d)Al合金と鋳鉄などの共削り（個別の切削では問題を生じないが、共削りで難削性が生じる材料）。 e)形状的切削が困難な材料（びびり振動が生じやすいもの、旋削加工で細くて長いものなど）。 f)現有設備では、実現しにくい高度の加工精度が要求されるもの（アクリルの被加工面を濁らせないで、完全透明に切削しようとする場合など）。