間違いだらけの問題解決の式仕方：第1回 問題解決の重要性と問題解決の種類

摘要

戦後，日本の産業発達と国民の意気高揚のためにSQC（統計的品質管理）を米国が日本に導入した。その後，それを日本流に改善したTQCは大量生産時に合致し，生産性を著しく高めるとともに日本製品を世界1の高品質にいたらしめた。 このTQCにはQCストリーという問題解決手法がある。 またその後の多品種少量生産時に運転員の設備管理力を高めることと，設備保全システムを構築することから，設備の信頼性を向上させ，良い品質の製品を生産させる全員参加の生産保全活動TPMでは，PM分析法という問題解決法を開発し，特に慢性不良問題に適用している。 上記以外にも後で紹介するプロセス仮説法や5なぜ法，また企業独自で開発した問題解決法，さらに数年前に米国が開発し，現時点で日本の企業でも導入している6σも独自の問題解決法がある。