地質相談あれこれ

摘要

あちこちたらい回しをされてかなり頭に来ている相談者からの電話相談がたまにあります．まず怒鳴る人，嫌みを言ってから相談を始める人．その場合は，できるだけ冷静に，丁寧に対応します。そうすると必ずと言っていいほど最後にお礼を言われます。情報を伝えるには，わかりやすい窓口から，わかりやすい言葉で伝えることが一番大切なのだとつくづく感じます。これは，その道の専門家でなくてはできないことであり，つまり研究者が行うべき業務だと痛感しています．一方，たらい回しするところも公的機関です。 担当者（ただし，研究者·技術者）を一人置くだけで国民にサービスができるのです.是非実現して，幅広い国民サービスのネットワークができればと願っています。 しかし，わが産総研でも，このような業務は地質標本館ではなく研究ユニットで行うべきではとの声があります。 外も中も組織を越えた連携が大事だと思うこのごろです．