遠隔読影におけるPACS の役割と必要とされる機能について-かがわ遠隔医療ネットワ一クの機能と日本版EHR：遠隔画像診断支援のツ一ルから診療情報を共有する電子カルテネットワ一ク.そして日本版EHRの実現へ一

摘要

政府は2001年に「e-Japan 戦略」、2006年に「IT新改革戟略」を、2009年には「IT新改革戦略」を前倒しする形で、3カ年緊急プランとして「デジタル新時代への新たな戦略」、そして「i-Japan戦略2015」を発表した。「デジタル新時代への新たな戦略」は「i-Japan戦略2015」の具体的な方策を示したもので、その骨子は、3年間に3兆円の投資を行い、①電子政府@2電子自治体分野、②医療·健康分野、③教育·人財分野を重点的に整備することになっている。特に医療·健康分野では、日本健康コミュ二ティ（仮称）構想を実現するとし、遠隔画像診断、遠隔産科医療、Web 母子手帳の普及や日本版EHRの実現が明記されている。