宮城県女川湾における豊かな海の森づくり活動

摘要

宮城県女川町では，1970年頃から沖合の江ノ島でゥ 二、ァヮビ等の磯根資源が激減する磯焼けが問題となり， マコンプSaccharina japonicaを用いた造林技術が開発さ れている。近年，女川町の本土沿岸においても磯焼け 力s'発生しており，1995年に漁業者自らがゥニゃァヮビの 餌となるァラメ Eisenia bicyclisを磯焼け域に移植したが 期待した成果は得られなかった。その後，特にB立った 動きはなかったが，2003年，女川町では，産官学による 「女川湾豊かな海の森づくり協議会」を発足させ，磯焼 け対策に取り組hできた。また，2007年に「磯焼け対策ガイドライン」（水産庁)が公表されたことから，こ れに則り，①磯焼けの感知の整理，②藻場形成の阻害要Wの特定，③回復目標の設定，(4)阻害要因の除去緩和手法の検討を行つた。本報告ではこれまでの活動内容に ついて概要を紹介する。