地域を元気にする「漁業体験」のッボ根強い人気のわけは心の交流

摘要

黒潮町の旧佐賀町といえば、カツォ一本釣りの本場中の本場。現在、日帰りの小型船のほか、沖禅や鹿児島周辺で釣るSt型の漁船が8隻、黒潮に乗って北上するカツォを三陸沖まで追う以上の漁船が5隻、佐賀町から出ている。テレビ￡で「今年の水揚げ日本一は？」と取り上げられるのは後者。勇壮な"海の男のロマン"が描かれるが、日本人はつくづくこういう話が好きだ。その海の男のふるさと佐賀町で、浜を守る女たちが「カツォの食文化を広く伝え、地域の活性化や漁業振興につなげたい」という熱い思いで始めたのが、力ッォのわら焼きたたき体験だ。最近たたきづくりの体験は高SB-Eに增えているが、佐賀町の「黒潮カツォ体験隊」がいわば"元祖"。漁協女性部が高知県の地域づくり事業で企画したのが発端だ。カツォ船を降りた元漁師たちも仲間に引き入れ、200o年に宿泊や旅行業者を対象にモニタ—ッァ—を実施したところ大好評。これに自信をつけ、翌年から本格的に修学旅行や一般客の受け入れを始めたという。この頑張りを応援し、g年に旧佐賀町が食堂を備えた体験交流施設「カツォふれあいセンター黒潮一番館」を建設。最大2 5o人の受け入れを可能にした。