12．オプトエレクトロニクス?光デバイス

摘要

オプトエレクトロニクス（フォトニクス）および光通信に関わるデバイスの研究においては，高速化，集積化，低消費電力化を志向した高性能デバイスや関連技術の報告が多くみられた．2012年の特筆すべき研究成果としては，複数の多重化伝送技術を巧みに組み合わせることにより1本の光ファイバーのみで1 Pb/sを超える伝送実験に成功した報告~(1))が挙げられる．光通信はぺタビットの時代に突入したといえる．さらに，エクサビット伝送へ向けて関連デバイスの研究が加速していくものと思われる．また，シリコンフォトニクス関係の光制御デバイスの進歩にも目覚ましいものがあり，40 Gb/s級の小型シリコン光変調器~(2-4))も報告されるようになってきた．