ボイラ効率102%！潜熱回収貫流ボイラConboGas（コンボガス）ボイラの発停による熱損失を抑制し,システム効率も高める

摘要

潜熱回収貫流ボイラConboGasは縦型構造で，バーナは最天井に設置されている，いわゆるトップファイアリング方式を採用している。この形式を採用した理由が，バーナの主体を構成する燃焼面構造が，丸型円筒状であり，その表面で燃焼させた時の放射発熱面からボイラ本体への熱吸収を最大限有効に利用するためである。また，ボイラ本体を出た燃焼排ガスは，チューブの配列，フィン形状など特殊設計を施した高性能排熱回収装置（エコノマイザ）の採用により，従来型の排ガス温度より一層低いレベル，55°C以下に下げ，排ガス中のH_2Oの潜熱まで回収することによりボイラ効率101～102%（低位発熱量基準）を達成した。