生産情報の統合と連携－［標準化技術推進団体の活動状況と今後の役割］：製造業支援ネットワークの取り組みとM2M市場へのソリューション展開

摘要

M2Mコンソーシアムは，あらゆる機械をネットワークで接続し付加価値を創造するM2Mテクノロジー推進と市場開発を目的に，M2Mで必要とされる基盤インフラを所有するアッカ·ネットワークス（ワイヤード），ウィルコム（ワイヤレス），マイクロソフト（情報システムプラットフォーム）が設立発起人となり2006年9月6日に設立した団体である。現在の参加企業は26社1団体。図1にある通りM2Mを実現するためには，機械，ネットワーク，アプリケーションの各技術を融合させ，実際の利用現場に適したソリューションとしてユーザに提案していくことが必要である。 M2Mコンソーシアムでは各協議会に所属する産学各界のメンバをはじめ，通信事業者，機械／装置メーカ，エンジニアリング会社，ソフトウェアベンダ，インテグレータなどさまざまなプレイヤが連携しM2M市場へソリューションを展開していく（図2参照）。