鉄鋼プラント向け機能安全とプラントデータ管理ソリューション

摘要

鉄鋼プラントでは，欧州の機械メーカーからの機能安全に対するニーズが年々増加する傾向にあり，中国など他の海外市場でも同様の機運が高まっている。東芝三菱電機産業システム（株）（以下TMEICと呼ぶ）は，このニーズに応えるため，TMACSシリーズとして，安全PLC （Programmable Logic Controller）を適用したシステムの提供を開始している。また，昨今では大量データの有効活用が注目を集めており，鉄鋼プラント統合データベース（uDB）を進化させたプラントデータ管理ソリューションTM-PDSを開発した。TM-PDSは，制御系ネットワークのTC-net 100/TC-net 1Gから，時系列データや製品データなど多種多様なデータをスケーラブルに収集し，操業に活用するソリューションである。TMEICは，TM-PDSと連携した大容量誘導加熱装置の余寿命診断など，多様なソリューションを提供している。