高精細LCDにおける文字の橋説顔読みやすさに関する人間工学的研究

摘要

高精細LCDの特長として1画面の情報量の多さや作業領域の広さに優れていることが挙げられる。しかし，表示される文字の線幅の細さや，文字サイズの小ささが読みやすさに及ぼす影響はこれまで明らかになっていなかった。 しかし，今回評価した15インチUXGA（133ppi）においては，細く小さな文字でも，一般的なVDT作業でよく用いられるサイズの文字に関して，十分に読みやすく，情報の一覧性をも両立するというデータを，人間工学的な方法論に基づき示すことができた。 将来的には，この研究で明らかになった高精細LCDの文字表示特性が十分に考慮されたフォント，OS，アプリケーションソフトウェアなどの研究。 開発がなされ，ユーザーにとって魅力的で真に使いやすいLCD搭載商品が生み出されることが期待される。