Ticture in Clinical-Hematology

摘要

症例は30歳女性。平成X年1月初旬より全身倦怠感出現，近医で白血球増多を認め当科紹介入院 した。WBC 35,100か/， Hb 8.2 g/d/, Plat 2.5万か/,末梢血液像は芽球92.596。骨髄は有核細胞数109 万か/，芽球は91.6%で芽球に多数の粗大ァズール顆粒を認めた。顆粒はPOX陰性，a-NBE陽性で NaFで阻害されず，AcidP陽性，PAS陰性，電顕MPO陰性であった。細胞表面マーカ—はCD19, CD20, CD10, CD34, HLA-DR, TdT陽性でMPOは陰性。染色体は46, XXと正常核型で，粗大顆粒 を有するB細胞型ALL (granularB-ALL,FAB-L2)と診断した。本症例は治療抵抗性であった。