強化ィンスリン療法中の腎症合併2型糖尿病症例に 遅効型ィンスリングラルギンからデグルデクへ切り替え， ィンクレチン製剤を含む多剤併用療法で， ィンスリンの大幅な減量ができた1例

摘要

糖尿病に対し遅効型ィンスリンを投与する際，ィ ンスリングラルギンが多く使用されているのが現状であるが，2013年3月，新しい遅効型インスリンであるインスリンデグルデク（トレシーバ~R)が 登場し，当施設では多くの症例でグラルギンからデ ダルデクへの切り替えを行っている。今回，他院で既にインスリン強化療法を施行され ていたが，血糖管理が不充分なため，本人の希望で 当院へ転院し，インスリングラルギンからデグル デクへ切り替えを行い，同時に超速効型インスリン を離脱してDPP-4阻害剤を投与することで， HbAlc,ダルコアルブミン（G.A.)の低下ととも に，順調な経過を経た症例を経験したので報告する。