糖尿病治療中，皮膚筋炎に梶思し突発性難聴を合併した1例

摘要

65歳　 男性．1999年6月より，糖尿病のため，グリベンタラミドを内服し，HbAl.7％とコント□ール良好であった．2000年9月下旬に，発熱·筋力低下·肘膝の落層性紅斑·筋原酵素の上昇をきたし，皮膚筋炎と診断した．10月18日より，プレドニゾロン（PSL）40mg/日内服し，3週後，臨床症状·筋原性酵素改善したため，PSL減量中，12月2日突発性難聴発症した．PSL60mg/日に増量後，突発性難聴は改善したが，糖尿病の増寒を認めた．自験例の突発性難聴は，皮膚筋炎よりは糖尿病に起因すると思われた．