敦賀発電所1号機廃止措置の取り組み

摘要

一九八一年に管理上の不備等で一般排水路から微量の放射性物質が検出され、九か月間停止したことがあったが、その後大きな事故等はなく順調に運転を行うことができた。しかし、福島第一原子力発電所の事故を踏まえ見直された規制基準に適合させるためには追加設備投資や長期工事が必要となることや、廃止措置を円滑に進めるための会計制度が成立したこと等の状況を受け、総合的判断により、二〇一五年四月二七日営業運転を停止し、二〇一七年四月一九日に原子力規制委員会より廃止措置計画認可を受けて廃止措置段階に入っている。