フォトポリマーを用いる光学素子への応用：ホログラフィック高分子分散型液晶光学素子－複製記録と温度特性改善

摘要

ホログラム原版を用いた複製記録露光により，80％以上の高回折効率と1％以下の偏光選択性を有するHPDLCが作製できた。 また，等方相転移温度(T{sub}(NI))の高い液晶を用いることでHPDLC回折効率の温度特性を改善することができた。以上のことから複製記録による生産性の向上とHPDLC使用温度範囲の拡大効果が確認でき，更にHPDLCが幅広く応用展開できることを明らかにした。 今後，HPDLCを用いた新規な光学素子への応用へ繋げていきたい。