東芝が、システムLSI事業とディスクリート半導体事業の構造改革に着手、CMOSイメージセンサ事業をソニーに売却、白色LED事業を終息など骨子

摘要

東芝は、課題事業の抜本的な構造改革の一環として、このたび半導体事業におけるシステムLSI事業、ディスクリート半導体事業の構造改革についての方針を決めた。それによると、システムLSI事業については、法力領域の明確化と固定費削減を目的として、同事業の一部であるCMOSイメージセンサ事業からの撤退を決定、ソニーとの間で、大分工場の300mmウェハー製造ラインに関係する資産を、ソニーに譲渡する。また、システムLSI事業における200mmおよび150mmウェハー製造ラインの効率的な一体運営を目的に、大分工場と岩手東芝エレクトロニクスを統合する新会社発足の準備を進めるほか、ディスクリート半導体事業については、白色LED事業を終息し、パワー半導体事業等への経営資源の集中を図るなど、大胆な構造改革を打ち出した。