宮崎大学に、国内最大級のビームダウン式太陽集光装置完成--発電から金属シリコンや水素、マグネシウム製造など、多様な研究開発へ

摘要

宮崎大学工学部に、太陽エネルギーを活用してさまざまな最先端の技術を開発するためのど－ムダウン式太陽集光装置研究設備が完成した。太陽熱発電は、太陽光発電よりも高い発電効率を実現できる発電法として世界的に注目されているプロセスで、発電はもとより最高1，500度の高温を活用した金属シリコン、金属マグネシウムなどの新規な製錬プラントとしても脚光を浴びている。欧米に比べて、わが国は導入面で大幅に遅れており、今回の大規模施設の完成を契機にプラント開発から多様な“利用技術開発”を加速する好機となりそうであり、成果への期待が高まっている。