1回の結晶成長で複数の波長を発するLEDを製造する手法を確立/北海道大学の福井孝志教授ら研究グループ

摘要

北海道大学の福井孝志教授らの研究グループが、世界に先駆けて、シリコン基板を用いて、III-V族化合物半導体をMOVPE法によってナノワイヤアレーの選択成長を行ない、発光波長の多色化を実現した。LED照明を始めとして、大画面TV用バックライトLEDの製造工程など、LEDの大幅な低コスト化はもとより、トランジスタ、受光素子、太陽電池製造などのキーテクノロジーになることが期待される。サンフランシスコで開催されたSPIE·フォトニックウエスト2010国際会議で1月末に発表された。