オープンフィールドネットワークCC-Link及びCC-Link/LTの開発技術

摘要

オープンフィールドネットワーク"CC－Link"は，リリース後6年が経過した。 その間，2000年11月にCC－Link 協会を設立し，2001年5月にはSEMI (Semiconductor Equipment and Materials International)スタンダードにも認定されるなど，オープン化·グローバル化を推進してきた。 その結果，自動車，半導体液晶，搬送，食品など各種FA (Factory Automation)分野で省配線を目的とした用途に広く普及してきた。その一方で，オープンフィールドネットワークとして更なる小規模分散領域や，盤内/装置内省配線対応への要求や，半導体製造工程のIn－Siteモニタ用に代表されるような"1台で大量のデータの送受信を必要とする用途"の装置·機器にも対応できるようにデータ量を拡張してほしいとの要望が増えてきていた。 これらの要望にこたえるため，CC－Link協会の主導によりCC－Linkの末端，支線用ネットワークの位置付けで省配線と少点数分散制御をメインとした"CC－Link/LT" と，大容量でしかも定時性のあるデータ送受信が必要とされる用途·分野対応とした"CC－Link Ver.2"が新規格として規格化された。