100Gbpsイーサネット用光受信モジュール

摘要

100GbE用光受信モジュールを開発した。小型かつ高感度なモジュールを実現するための鍵として，一体型波長分波光学系では，プリズムを中心にすべての光学部品を一体化することで，高い実装精度と小型化を低損失で実現した。4ch-PDでは，DBRによる反射構造の形成によって，一般的にはトレードオフ関係とされる高速動作と感度向上の両立に成功した。25Gbps電気信号伝送路では，電気信号インタフェース構造の設計とFPCを用いた電気信号の取り出しによって，低クロストークで高密度配線を実現した。これらの技術の確立によって，IEEE802.3baを満足する特性が得られた。今回の開発品がキーデバイスとなって，100GbEの普及が加速することを期待する。