紀伊水道東部海域における稚アユの漁獲量変動要因

摘要

和歌山県沿岸海域における椎アユの漁獲量変動と環境要因について解析を行った。 前年の日高川の流下仔負数（弟），10－1月のシラスの漁獲量（X_2），前年12月のプランクトン湿重量（量），前年10月の降水量（量）を説明変数，椎アユの漁獲量を目的変数として，変数増加法による垂回帰分析により，AIC（Akaike Information Criterion）が最小値となる関係式　 Y＝2．898＋0．321 X_1－0．022 X_2＋5．970 X_3＋0，016 X_4（R~2＝0．837）を求めた。 また，上記説明変数により漁獲量の年変動の説明が可能であった。