大手食品、菓子メーカーの今秋冬の商品、販売戦略の動向を追う－魅力ある新商品の開発、積極的な販売促進策で市場は活性化－

摘要

大手食品、菓子メーカーの今秋冬の商品戦略や販売方針が打ち出され、早くも秋需商戦へ突入した。厳しい消費環境が続く中で、各社は魅力ある新商品の開発と同時に積極的な販売促進策を打ち出し、市場は活性化している。味の素（株）は今年4月から新中期経営三カ年計画をスタートさせているが、今秋からコーポレートブランド戦略を展開し、「あしたのもとAJINO－MOTO」をコーポレートブランドとして使用していく。 「あしたのもと」とは企業理念でる“私達は地球的な視野に立ち、食と健康、そして、明日のよりよい生活に貢献します"をひと言に凝縮したもので、これがキーワードとな予。 今年創業90周年を迎え新生味の素として「日本から出発した世界企業を目指したい」という江頭邦雄社長の考えがそのバックボーンにある。