高齢者向けタンパク化飲料の提案

摘要

日本の高齢化率は2010年の23%から2020年 には29%に達し、その後もこの勢いで増加する と予測されている。この高齢化の進行は、さまざ まな分野で日本社会に暗い影を落とし始めている。高齢化に伴なつて増大する医療費をどのように 適正化してゆくかは重要な国民的課題であるが、 その一方で高齢者が要介護や寝たきりになった場 合、介護ヘルパーの支援が得られたとしても、配 偶者や子供などの家族の日常生活における負担や 犧牲は計り知れず、当事者達にとっては非常に切 実な問題となる。家族の介護のために転職や離職 をした人は2006年の調査で14万人を超えている という。