高吸収クルクミン製剤[セラクルミン~R] の科学的根拠に基づく機能性

摘要

近年、健康機能性食品の素材とし て人体に対する作用を持つさまざまな 植物由来成分が注目される中、古く から香辛料としてまた伝承的な医薬 品として利用されてきたショウガ科ゥコン属の多年草ゥコン、学名Curcuma Longa L.)の根茎部に含まれる主要 成分であるクルクミンは、抗炎症作用、 抗酸化作用を有するポリフエノールとし て国内外の多くの研究機関で臨床試 験を含む研究が盛hに行われている。 特に、がhや生活習慣病、動脈硬 化性疾患、神経変性疾患、自己免疫 疾患など、さまざまな疾患に共通する 基盤病態であることが明らかになって きた慢性炎症を起因とする疾患に対 するクルクミンの有効性に係る研究が 多数進められている。クルクミンには MCP-1の発現抑制や、NF-KBの活 性化抑制作用など複数の経路を通じ た慢性炎症を穏やかに抑制する働き があることが明らかになつてきた事がそ の要因であると考えられる。一方でク ルクミン応用の問題として生体利用率 が非常に低い事が明らカゝにされており、 その改善をはかることがクルクミンを有 効に禾,する上で急務であった。