農林水産省における最新の研究トピックフ:メチル化カテキンを含む茶葉「べにふうき」を原料とした緑茶を容器詰め飲料として製品化

摘要

野菜茶業研究所およびアサヒ飲料株式会社は，メチル化カテキンを含む「べにふうき」の茶菓を原料とした緑茶の製品化を目指して共同研究開発を進め，「べにふうき緑茶容器詰め飲料」を発売した。メチル化カテキンは，茶菓を発酵させて紅茶にすると消失してしまうため，緑茶として加工する必要がある。 今回の研究では，メチル化カテヰンについて，その抗アレルギー作用メカニズムを明らかにしたほか，体内への吸収率（腸管吸収）や血中滞留性が高いといった特性とべにふうきの茶菓特性も明らかにするとともに，飲みやすい飲料としての加工力法を開発した。