有害物葺分解酵素遺伝子を組み込hだ植物による環境浄化 植物の解毒機構と微生物の分解機能を利用する持続的環境浄化技術

摘要

工業社会の発展の中で，人類が環境に蓄辞させてしまった合成化学物質のうち，動物の内分泌系を狂わせ，生績異乱発生発育異常，免疫異常，行動異常などの要因と考えられる内分泌撹乱化学物質（環境ホルモン）は，現在100礫以上が挙げられており，その代表的なものに⊥業化学物質として生産されたPCB (polychlorinated biphenyl）やBHC（benzene hexachloride），DDT（pp. p'-dichlorodiphenyl trichloroethane），非意図的生成物であるダイオキシンなどがある．これらの環境汚染物質は,影響の時間的空間的スケールの大きさと問題の根深さから,我々人類が21世紀に向けて兵鰍こ取り組むべき最大の課題の一つである．