素材づくりの楽しみ、最初のしつけ講座

摘要

挿し木の利点は、親木の性質をそのまま受け継いだ素材を大量に作り出すことができる点にあります。 努定で出た不要枝を挿し穂に用いれば、素材にかかる費用はタグ。 樹種によっては2～3年枝を挿し穂にできるので、短期間で古木の風情を感じさせるものや実、花姿を楽しむこともできます。 棚場の片隅に挿し床を置いて、不要枝が出た時にすぐに挿す習慣を付けておくのも良いでしょう。 挿し木の適期は5～7月頃です。 挿し穂は挿す直前に努足するのが基本。切り口はナイフなどで削り直して発根促進剤を塗布してから挿すようにします。挿し木後は軒下や保護室などで管理し、芽動きが確認できたら棚上に出して管理します。