新潟県農業総合研究所畜産研究センター～地域の特性を活かした畜産技術の開発を目指して～

摘要

当センターは、新潟県の中央部に位置する三条市の中心部から、信濃川の支流五十嵐川沿いに南西へ約14kmの水田に囲まれた丘陵地に位置します。新潟県は、農業産出額2，710億円（H19年）のうち米が61％、畜産は478億円の17.6％を占めます。また、家畜飼養戸数は857戸（H21.2）です。コシヒカリに代表される米を基幹とする新潟県農業において、畜産は園芸とともに主要部門として位置付けられていますが、最近の畜産は、消費者ニーズに対応した高い安全性の確保、一層の生産コスト低減、地域資源を利用した付加価値向上などの経営展開が求められています。