農場制型TMRセンターの事例－（有）オコッペフィードサービスの成果と今後の取り組み－

摘要

現在、酪農経営における外部支援組織はさまざまなものがあるが、（有）オコッペフィードサービスは粗飼料生産部門を協業化し、混合飼料（TMR）を構成員に供給するという、それまでにはなかった新しい組織といえる。 圃場は構成員の所有であるが、肥培管理や収穫等の圃場作業は会社が行う。 収穫した粗飼料は会社の所有物であり、構成員はTMRを購入する。 構成員は全員酪農家で、生乳生産は個別で行っている。 すでに情報誌や研究誌等幅広く紹介され、“オコッペモデル”は各地でさまざまな波及効果を生hでいることをうれしく思うと同時に、設立後、毎年数十件の視察依頼があり、全国各地の方々の熱意をひしひしと感じている。