被災農家への粗飼料支援と飼料支援ネッ卜一支援する側される側のお互いの顔がみえる体制づくり

摘要

3月11日に発生した地震に伴う津波の映像 には恐怖を覚えた。そして東京電力福島第一 原子力発電所のメルトダウンと水素爆発は、 起こってはいけない重大事故が発生したこと を告げていた。それから10日間ほどは被災地 に帰省している学生の安否確認が続いた。幸 い、全員の無事が確認された。被災地の酪農家では地震と津波による停電 と燃料不足によって、搾乳作業と牛乳冷却が ままならないことや配合飼料が届かないとい う事態を引き起こしていた。これは、ニュー ス報道だけではなく、宮城県丸森町出身のゼ ミ学生から聞かされていた。そして、原発事 故に伴う避難区域の設定、農作物の放射性物 質による汚染が報道されはじめ、被災地にも 多くの家畜が飼養されているが大丈夫だろう かと感じ始めていた。