RoHS対応小型プラガブル光トランシーバ(SFP)の開発

摘要

SFP (Small Form factor Pluggable)光トランシーバとは、ネットワーク機器及び光通信機器の光ポートのプラグアンドプレイを実現させるために考案された小型プラガブル光トランシーバである。 当社もこのデファクトスタンダードの実現のため、SFPのMSA (Multi Source Agreement)に参画し光デバイス及び光トランシーバメーカとしてSFPの標準化及び実用化に取り組み、2001年より本格的な製品出荷を始めた。 近年SFPは、機器の設計自由度の拡大や拡張性に優れた光トランシーバとしてWAN、メトロ、LAN、アクセス、ストレージとあらゆるアプリケーションに急速に普及している。 その結果、SFP市場ではアプリケーション毎の多様な要求にも柔軟に対応できる製品が望まれてきた。 今回、寸法や強度等の付加要求を満たしつつコスト低減を目的として全く新しい筐体構造を実現し、その他の主要部品も一新して、特定の顧客要求にも対応可能な低コストかつRoHS指令適合したSFPトランシーバの開発に成功したので報告する。