「野州麻」から横綱と麻紙を作る～栃木県粟野町～

摘要

我が国では、古くから麻といえば大麻をさすことが多く、原産地は中央アジアとみられます。 古来から栽培されていて、縄文土器の模様は麻の縄模様とされています。 茎の形状は方形で、葉は挙状、黄緑は鋸歯状です。 成長すると高さ2.5～3mに達し、茎の直径は2～3cmとなります。 茎からとれる繊維は強く、吸湿性と耐水性に優れ、腐敗しにくく自然の光沢があり美しく染め上げることができます。 やせ地でも栽培でき、短期間に成長することから、最近では地球環境に優しいエコロジー素材として注目をあびはじめています。