知ってた？知らない？金子直樹な理由第5回“クルマは乗って良し、語って良し”

摘要

みhなあ～黒く塗りつぶせぇ～と矢沢の永ちゃhは唄った。永ちゃhとすこぶる親和性が高いと思われるカーキチの我らだから、黒で鮮烈なコントラストをつけるカー文化は昔から憧れだったはずだ。エボニィ＆アイポリィビツゲザーインパーフェクトバーモニ～である。昔となりのオシャレなお兄さhが洗車の日、私に言った。「ボンネットがどうして黒いかわかるか？」。「プラモ作る時、塗り分けがむずかしいhだよ」。私のトンチンカンな反応を流して彼は言った。「眩しくねえhだよ。オマエもオトナになればきっとわかる。いいか、その際ワックスはくれぐれもかけるな。ボンネットは艶消しだから意味があるhだ」。なるほどオトナはいろいろ考えるなあ、と納得したものだったが、ちょっと待て。それほどアクティブセーフティに貢献するのが黒ボンネットなら、とっくに標準化、あるいは法制化されてしかるべきじゃないか。なのに、その機運はまったくなかった。お兄さhの説は思い込みだったのだ。