化粧品の原料コストダウンのための要点と新規プロセス開発事例

摘要

このところ景気に明るさが戻りつつあると言われ，化粧品の売上げもやや持ち直しているようである。しかしながら，出生率の低下による子供の人口減少の影響は，教育産業などでは顕著に表れ始めている。たとえば二年連続志願者数全国1位となった近畿大学でも，学生募集の広報活動には教員も全力をあげて取り組hでいる。また，さらに少子化が進む世代に直面する私立中学入試では，全国トップを競う最難関校でさえ追加合格者を出すほどの事態が起きている。このような教育産業界の異変は，子供の数が減り受験生の選択肢が増えたことが一因であると推測される。そして化粧品業界にも，人口減少問題の荒波が押し寄せようとしている予兆でもある。