電気化学、シンガポールでPS増設検討開始～年内にも結論へ

摘要

電気化学工業は、シンガポール子会社においてPS（ポリスチレン）設備を増設する方向で具体的検討に入った。 シンガポールではかねてから電気化学が得意とする透明GP（一般用）PSグレード「MWタイプ」のみを生産しており、その需要が主力用途である電気冷蔵庫仕切り棚などの素材として中国向けを中心に拡大していることに対応する。現有年産9万5,000トン設備の隣接地に6万トン設備を増設する案が有力で、早ければ年内にも結論を出し、約1年後の完成を目指すことになる。