韓国·LG化学、中国の塩ビ第2工場は福建省に～エチレン計画連動

摘要

韓国のLG化学は、中国で天津に続く塩ビ第2工場の有力建設候補地を福建省福州に絞った。 早ければ2005年に年産30万トンのVCM（塩ビモノマー）、PVC（塩ビ樹脂）の各設備を新設する0原料のエチレンは米エクソンモービルなどが2007年をめどに同地で建設するナフサクラッカーから受給する考え。 ただ、LG化学は中国の塩ビ第2工場に過半数を出資して運営の主導権を握りたいが、福建省では外資の出資制限があり、今後、同省との条件が折り合わなければ、既存の天津の工場で増設を継続する選択肢も残している。