呉羽化学、高収益構造へ変革加速／新事業育成も～田中社長に聞く-包装材など集中3事業を世界で飛躍／「研究開発経営」導入－

摘要

呉羽化学工業が高収益構造への変革を加速している。同社は2001年度以降の前中期経営計画で事業の「選択と集中」の観点からPVC（塩ビ樹脂）など長年基盤だった汎用製品事業からの撤退を相次ぎ決定。 今年度からは新たな中期計画の枠組みで既存事業の成長と新規事業の早期立ち上げを経営の基調とし、特に集中事業に位置づける①ハイパリア包装材②高機能材③医·農薬の3分野でのグローバル展開による飛躍を目指している。