ポリオレフインのアジア市況、5月は上昇傾向に一服感～前月横ばい

摘要

ポリオレフインのアジア市況は3月以降の原料価格高騰に伴い上昇傾向が続いていたが、5月は一服感が強まっている。 主要仕向け先の中国の買い付けが5月上旬の労働節休暇にょり鈍化したことが背景にあるとみられ、各樹脂の5月価格は前月横ばいの水準にとどまる見通しだ。 5月上旬のメーカー各社のオファー価格（フイルムグレード、CIF）はLDPE（低密度ポリエチレン）がトン当たり660ドル、HDPE（高密度ポリエチレン）が625ドル、PP（ポリプロピレン）が630～640ドルと、いずれも前月の成約価格と同水準だった。