大型導光板電動射出成形機による高精度薄肉導光板成形＜emPシリーズにおける導光板成形技術の特長と高精度薄肉成形事例＞

摘要

従来、17in以下のモニタは、LEDバックライト方式で、射出成形のクサビ型導光板を使用している。23in以上の液晶TVのバックライトは、CCFL（冷陰極蛍光ランプ）を光源とする直下式（拡散板を輝度ムラ低減のため取付け）が主流であった。近年、プラズマディスプレイに対抗して、高コントラスト表示が重視されるようになり、広レンジの階調表現、さらなる広色域表現などの高画質化と、必要十分なバックライト点灯による低消費電力という特長を活かすため、CCFLからLEDに、また、直下式に比べて薄型化が容易でLED削減による原価低減や省電力になるエッジライト方式（導光板を用いてその周囲にLEDを配置する）に急速に変わりつつある。