継続的事業変革に向けた後継者の旅立ち（1）事業の方向付けと後継者·リ一ダ一

摘要

塑性加工をベースとする機械金属製造業の事業基盤が激変している中で、継続的に事業変革を行い、さらなる発展を期するためには、改めて「事業の方向付けと後継者·リーダー」について明確にしていくことが必須条件となる。 機祇金属製造業者は生産機械·最終製品メーカーの部品·材料を高い技術力や競争力を継続しながら提供してきた。 顧客企業が国内に生産拠点を維持する理由は「国内の部品·材料産業の集積や熟練工を利用することが効率的である」「開発と生産の一体化によって技術開発を加速できる」「製造ノウハウを協力企業とともに海外流出しないようにしたい」など技術のある中小企業を再選別·継続活用しようとしているためである。 顧客企業が求める事業価値の働きとこれまで対応してきた活動·働きには大きなずれが日立ってきた。 顧客企業はグローバル化（少なくとも東アジア）の乾しい環境条件で生き残っていかなければならない。