戦略的基盤技術力強化事業_中間報告_超精密超音波振動金型技術による革新的生産手法に関する研究開発：小型流体動圧軸受のプレスおよび転造加工による製作

摘要

戦略的基盤技術力強化事業は日本版SBIRの一環として、中小企業の技術力·国際競争力を強化し、日本の製造業全体の国際競争力の優位性を高め、経済活性化につなげるために、国が提示した金型分野とロボット部品分野について、中小企業·ユーザ企業·大学などからなる共同研究体からの優れた提案について中小企業基盤整備機構が研究開発を委託している事業である。 平成15年度から継続しており、当年度で終了する予定である。 ここで紹介する技術開発は、金型分野に採択された研究開発であり、その研究課題は、コンピュータなどに搭載されているハードディスクドライブ(HDD)などに利用される小型の流体動圧軸受を従来の切削加工や放電加工などに代えて、プレス加工および転造加工により高速にやつ精度良く製作するための技術を開発しようというものである。 プレス加工や転造加工に対する一股的認識は、生産性は高いが精度はあまり良くないといったものであろうが、ここでは、プレス機械および転造機械に超精密な機械を用い、さらに、金型には超音波振動発生機構を組込hで、従来のプレス加工や転追加工とは認識を異にする超精密で高生産性を有する生産技術手法を開発しようとするものである。